此処は、人の道の迷子になってしまった『月の雫』が蹲っている場所です。 『月の雫』の心の葛藤の物語と詩を、絵と写真を添えて綴っています。
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熱帯夜
熱帯夜
熱を増した太陽光
針先を束ねて肌に突き刺さる
軽い眩暈に溶けて
心まで熱病に奪われそうになる
愛を見失った魚は
アスファルトに漂う陽炎を泳ぎ
閉ざされた水門の前で足掻く
あなたの微笑みの泉の中で
心地好く身を委ねてた年月は
あれほど長くてもこれほどに儚く
決して変わらぬと信じてたわ
私だけの泉だと信じてたの
泳ぐ誰かの波紋に押し出されて
私はあなたから遠くなって
無造作に開けられる水門から
いつか押し出されるのでしょうか
軽い悪寒と滲む汗に
寂しい私を想い出した熱帯夜
TITLE:汗ばむ夜に見る夢は…
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