此処は、人の道の迷子になってしまった『月の雫』が蹲っている場所です。 『月の雫』の心の葛藤の物語と詩を、絵と写真を添えて綴っています。
月の満ち欠けは…
月の満ち欠けは…
月の満ち欠けは私の心にも似て
とても規則正しく見えて
そこに生まれ出る音は
実は激しく気まぐれに零れ響く
闇に張り詰めた空気を爪弾くように
語りかけてくるその優しさは
心地好い静寂を生み出す?
本当のところは錯覚で
心の奥に封じ込めたモノに忍び込み
触れられたくない部分を容赦なく
その光の手でエグリ出す
さあ、真っ直ぐに闘いなさい
この隔離された空間をあげるから
さあ、向かって来なさい
さっさと両の足で立ち上がるのです
恐ろしくきっちりと畳込まれた
引っ込み思案な自分の人形(ヒトカタ)を
もう…
いくつ広げたっけ?
残り少ないことを願いながら
また薄白い月の挑発と誘惑を怨みながら
たぶん私…
微笑みながら合掌している
読んで頂きありがとうございます。
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