此処は、人の道の迷子になってしまった『月の雫』が蹲っている場所です。 『月の雫』の心の葛藤の物語と詩を、絵と写真を添えて綴っています。
記憶
記憶
ぽつりと細く遠退いて
消えてしまいそうな
オルゴールの音色みたいに
頼りないその呼吸を手繰る
いきなり突き動かされて
張り詰めた旋律を奏で
そしてぷつんと切れて
それは抜け落ちている
ずうーっと探してるのに
新しい靴を履き替えるたびに
踏み締められた時間に潰れて
私の記憶は溝のない靴底の下
今更を抱きしめろと言う
誰かの暖かい声だと言う
僅かな滲みに引き寄せられて
掬うのは灰汁か希望かどちらか
ゆっくり歩けばいいと気休め
強がりと自己暗示の狭間を
悟った振りで彷徨っているだけ
私の記憶はどこにありますか
通りすがりのあなたが
息を詰まらせ涙ながらにくれた
儚いその二文字の眠る地図を
ゆっくり歩いて行くしかなくて…
TITLE:記憶
読んで頂きありがとうございます。
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ぽつりと細く遠退いて
消えてしまいそうな
オルゴールの音色みたいに
頼りないその呼吸を手繰る
いきなり突き動かされて
張り詰めた旋律を奏で
そしてぷつんと切れて
それは抜け落ちている
ずうーっと探してるのに
新しい靴を履き替えるたびに
踏み締められた時間に潰れて
私の記憶は溝のない靴底の下
今更を抱きしめろと言う
誰かの暖かい声だと言う
僅かな滲みに引き寄せられて
掬うのは灰汁か希望かどちらか
ゆっくり歩けばいいと気休め
強がりと自己暗示の狭間を
悟った振りで彷徨っているだけ
私の記憶はどこにありますか
通りすがりのあなたが
息を詰まらせ涙ながらにくれた
儚いその二文字の眠る地図を
ゆっくり歩いて行くしかなくて…
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