此処は、人の道の迷子になってしまった『月の雫』が蹲っている場所です。 『月の雫』の心の葛藤の物語と詩を、絵と写真を添えて綴っています。
監視
監視
気持ちの何処か奥の隅っこに
何かを恐れ威圧された私がいる
監視されてる?
束縛されてる?
あなたは何もかも包み込む顔をして
愛が存在しない私に愛を探してる
私が流し込む四次元の箱の中の文字
長い文章は苦手なくせに
結局あなたも他の男と同じ
頭の中は性の記述に興味津々
僅かに開いた蓋の間から漏れた
傷んだ私の深層心理と
歪められて凝固した性意識を辿る
自分の不運を嘆いたか?
守る価値をまだ維持してくれてるか?
人間らしく永久に愛し合いたい
とても常識的で普通の貴方…
私は愛の要らない世界に棲む病んだ人形…
ごめんなさいごめんなさいと心で繰り返す
あなたと出会ったことは間違いだったんだと
未だに拭いきれない懺悔の念に囚われている
貴方を嫌いなわけじゃない
貴方が思うような疚(やま)しさはない
私が所持できる愛のレベルが低いだけ
お願いだから監視や束縛はやめて下さい
嫌悪感が私の体内を駆け巡り
皮膚の上をねっとりと嘗め回す
私は今あなたの愛に応えることができない
TITLE:監視
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