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此処は、人の道の迷子になってしまった『月の雫』が蹲っている場所です。 『月の雫』の心の葛藤の物語と詩を、絵と写真を添えて綴っています。

   
いと難しきかな人間業

いと難しきかな人間業



 

人間の社会なのに、実際はあまり重要視されない人間性や人間関係。 

何事に於いても、『割合の高いもの=全体』となり、『割合の高いもの=全体=正当』としてまかり通り、それ以外のものは蔑視され疎外される風潮がある。如何にも極当たり前にその図式は日々の中に存在しているが、侮るなかれ、ストレスの根源は人間関係にあり。(少なくとも) 

今まで縁あって色々な人と出会って、ふと思ったことがある。 職業差別をするわけではないが、私は、ある職業の人達がどうも苦手だ。逆に、そうでない別の職業の人達とは気を使わずに素の自分でいられることに気付いた。(世間一般ではその逆の場合の方がごく普通のようだが。) 

苦手の根拠は何かと考えた時、こんなことに思い至った。苦手と感じるある職業に携わる大半の人達について、いろんな意味で私は言いたいことが言えない、私の伝えたいことが伝わらない、そして言っても理解してもらえない、そんな現状がある。 

そうなると自分を封じ込めて、理解して貰おうなどと思わずに、相手の思考を受信することのみに専念する。相手は気持ちよく自分を発信するわけだが、こういう相手に限って自分勝手にこちらのことを相性がいいと誤解する。実はこれが相当負担でストレスの根源のようである。 

苦手や嫌いなタイプの人と相対することをしなくて済むなら、又、せめて真っ向から本来の自分に接してもらえるならと思うのだが、それが成り立つほど柔軟な人間関係に恵まれているわけではないし、ともすれば、収入や今ある信頼を損ねかねない。嫌ならそういうタイプと接しなければいいといって繋がりを断ち切れるほど、世の中は甘くない。 

そんな不本意な人間関係から開放された時に、その反動で自分の中のストレスなるものが発生する。(開放されて良かった~、とはいかないようである。) 

このストレスは往々にして、こちらから発する電波を解析するシステムが相手側に備わっていない場合に発生することが多い。全く畑違いの分野の人に、別分野の専門的なことを、説明なしで実行させようとしているようなものである。 そして根本的な問題は、私に、相手に伝えようとする信号を相手が理解できる信号に置き換えるシステムが備わっていないということ。 

私に限らずどちらかといえば、多くの人がそうなのだと思う。自分の感性のシステムを止めるか、稼動レベルを落とすか、最悪パソコンに例えるなら新しいソフトを入れるしかない(この場合、人間なのでかなり負荷が掛かる)ということである。 

この際、送受信に関して、そういうシステムが全く備わっていないか(要するに、超自己中or超鈍感)、逆に高度なもの(才能、特技、本能、生甲斐として既に高い社交能力)を備えていたら、人対人の付き合い(人間関係と一言で収められない係わり合い)がどんなに楽だろう。いっそのこと極端に前者か後者のどちらかだったらいいのにと思う。 
そういう人が羨ましいと思う。 (前者も後者も案外世の中にはたくさんいる。) 

自分のストレスの発生のメカニズムとか考えたら、なんて面倒なやつなんだと思ってしまう。たまたま、ここまで連ねたことは人の内面から派生することだが、外見から派生する人間関係の問題も然りだと思う。でも、この問題の重要度は、同じようなタイプの人や、同じようなジレンマを抱えている人にしかわからない。 


私はこうして、たまに自問自答して、浄化するわけですが、何か吐き出したいことがあれば、お気軽にコメント頂ければ嬉しいです。『同調・共鳴』は、思った以上に重荷がとれて浄化されたりします。 
ただし、依存は別物なので注意した方がよいでしょう。




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TITLE:集合体







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