此処は、人の道の迷子になってしまった『月の雫』が蹲っている場所です。 『月の雫』の心の葛藤の物語と詩を、絵と写真を添えて綴っています。
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葬式(1)
葬式(1)
私の生活環境の中に、今当に、死と直面している人がいる。
私とは全く関係のない人ではあるが、私の知人の知人であることから、何かと情報が耳に入る。
昨年、余命を宣告され、その期限が今日明日に迫っている。
ところが、ある現実的な問題が持ち上がった。
その人の再婚した配偶者が、葬式をしないと言い出した。
少し複雑な関係で、ネックとなる理由は諸々あるが、一番の理由は、お金が無いということらしい。
知人は激怒した。
「どんな理由であれ、お葬式をあげないなんて考えられない。」
死期を待つその人の兄弟姉妹も激怒した。
自分たちが引き取って葬式をあげるから、今後一切関わらないでくれ、と。
一般にはそうなりうる話だろう。
人として正常に人と関わり生きて来た人は、葬式というセレモニーで送られることも送ることも、疑問の余地を持たないほど自然で当然のことなのだろう。
でも私にとって葬式は、疑問しか浮かばないセレモニーである。
続く…
TITLE:尊厳を映す
読んで頂きありがとうございます。
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私の生活環境の中に、今当に、死と直面している人がいる。
私とは全く関係のない人ではあるが、私の知人の知人であることから、何かと情報が耳に入る。
昨年、余命を宣告され、その期限が今日明日に迫っている。
ところが、ある現実的な問題が持ち上がった。
その人の再婚した配偶者が、葬式をしないと言い出した。
少し複雑な関係で、ネックとなる理由は諸々あるが、一番の理由は、お金が無いということらしい。
知人は激怒した。
「どんな理由であれ、お葬式をあげないなんて考えられない。」
死期を待つその人の兄弟姉妹も激怒した。
自分たちが引き取って葬式をあげるから、今後一切関わらないでくれ、と。
一般にはそうなりうる話だろう。
人として正常に人と関わり生きて来た人は、葬式というセレモニーで送られることも送ることも、疑問の余地を持たないほど自然で当然のことなのだろう。
でも私にとって葬式は、疑問しか浮かばないセレモニーである。
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