此処は、人の道の迷子になってしまった『月の雫』が蹲っている場所です。 『月の雫』の心の葛藤の物語と詩を、絵と写真を添えて綴っています。
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水に沈む糸玉のように
水に沈む糸玉のよう…
私の過去という水の中に沈む
絡まった糸玉…
漂う一筋が初めか終わりか
慎重に手繰り寄せたところで
核心に辿り着く保障もない
偶然という無数の細い糸束で綯われ
漠然とそれは命という名で存在し
引き上げようとすればするほど
絡まったその結び目はきつくなる
隙間にわずかに含まれた気泡で
必死に呼吸をする
気泡が消えるたび
沈んでいく…
吐き出された弱音ばかりが漂う…
大丈夫だから
私はまだまだ大丈夫だから
絶対大丈夫だから!
辛うじて少しばかりの
ポジティブを確認するように
ゆっくりと大きく深呼吸する
…少し浮き上がる
TITLE:水に沈む糸玉
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