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此処は、人の道の迷子になってしまった『月の雫』が蹲っている場所です。 『月の雫』の心の葛藤の物語と詩を、絵と写真を添えて綴っています。

   
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『月の雫』の成分(6)
『月の雫』に影響を与えた祖父の存在(8-6)
(『月の雫』以後、雫と省略) 


戦後、家族を養うことで精一杯で、知識や教養は生活の余裕がなければ手に入らなかった時代。
そんな時代を生きてきた祖父の心境を推察していくにつれ、実は雫だけでなく、雫の父も『何かが欠損して歪んで育った』ACではないかということに気付いた。
見栄やプライドばかりが強くて、傲慢で我侭で、そのくせ雫に対する愛情は押し付けがましく、自分の感情が優先で、相手の気持ちは汲み取ろうとしない、井の中の蛙だった父。
雫とは水と油のような父のそれらの性格的特質や人間性はやはり、雫同様『欠損思考回路』によるものだったのではないのかと。

父の生前中は、父の遺伝子を受け継いで自分が形成されているのだと思うと、雫はえも言われぬ不快感と怒りと、自己嫌悪に陥っていた。
その身体も心も巡る血も、あの人間のものを引き継いでいるのかと思うと、自分自身を消滅させたい衝動に駆られた。
(今現在は敵が居なくなった反動か、雫の心は気が抜けて意気消沈した状態だ。)

では、何故父はそうなったのか?多分、戦中戦後の混乱した時代に生きなければならなかった祖父の、息子への関わり方に問題があったからではないのだろうか?
雫に注がれた祖父の愛情や教育は、本来は息子が、つまり雫の父が受けなければいけなかったのではないのか?
雫ではなく、雫の父の子ども時代に向けられなければならなかったのではないのか?
そんな答えが少しずつ導き出されてくると、ただ時代の波に翻弄されただけだと言うのに、娘に散々に嫌われ続けた父親が、雫は少し可哀相に思えてくるのだった。


ここで一度改めてAC(アダルトチルドレン)の意味を確認してみる。
アダルトチルドレン(ウィキペディアより)
アダルトチルドレンとは、機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなお内心的なトラウマを持っている人のことを指す。Adult Childrenの頭文字を取り、単にACともいう。学術的な言葉ではないため、論者により定義が異なる場合がある。
一般的には親による虐待やアルコール依存症のある機能不全家庭で育ち、その体験が成人になっても心理的外傷として残っている人をいう。破滅的であったり、完璧主義であったり、対人関係が苦手であるといった、いくつかの特徴がある。また、無意識裏に実生活上の人間関係に悪影響を及ぼしている場合も多い。


改めて読み直してみると、上手く的確に表現していると感心してしまう。
『破滅的であったり、完璧主義であったり、対人関係が苦手であるといった、いくつかの特徴…』程度はどうあれ、そのまま当て嵌まる。
しかし、ここで1つ疑問が…。
確かに雫の父は酒が強く酒豪で、職業柄仲間が寄り合っては毎日呑んでいた。
でも、父はアルコール依存症ではない。(目に映る限りは。)
そして雫は、言葉の暴力は儘あったかも知れないが、腕力による虐待は受けたことはない。
過去1度や2度は殴られたことはあり、どれも納得いかないことばかりではあったけれど、これは虐待とは言わないだろう。

では何故?書いているうちに見えてきたことがある。
それは、雫の家系にずーっとACが続いていたということだった。
ACは連鎖するというけれど、その図式そのままではないか?
雫や父だけがACなのではなく、本当に重篤だったのは、実は祖父だったのではないのだろうかと言う考えに辿り着いたのだった。











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TITLE:やがて現れる真実



(続く)



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