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此処は、人の道の迷子になってしまった『月の雫』が蹲っている場所です。 『月の雫』の心の葛藤の物語と詩を、絵と写真を添えて綴っています。

   
リンク



まるで『私』の顔をしてもがいていたんだ
偶然踏み入ったその場所に
閉じ込められていた君の傷だらけのコトバが

この身から零れ落ちて入るかのような
君のコトバを必死に手繰った
血肉を削ぎ取られる錯覚を拭いながら

時空を越えたそれは四角い世界の向こう側
君(私)を縛り付けている何かに辿り着こうと
鮮明ではないその輪郭に目を凝らし…

私の独りよがりな痛みなど到底及ばぬほど
君が闘う痛みは深く大きいというのに
どうして私は君のコトバに私を見たのだろう

別の誰かによって存在する
作った覚えのない私の空間で
ある時は私を蔑み罵り
ある時は救いを差し出して諭すように宥める
苦悶は安堵になって寄せては返す
それは洗脳の波…
私(君)の心は漂う

ただ一つ違うのは…
君は愛されることを乞い願い
私は愛されることを拒み退けているということ

本当の世界はどちらでもなくて
鏡の前の私と鏡の向こうの君がリンクする
鏡の中は鏡の外…鏡の外は鏡の中…リンクする

閉じ込められてもがいているのに
そこに蹲る私は誰かが踏み込むのを頑なに嫌う

そこから出ようとしないのは
そこしか居場所がないんじゃなくて
唯一の居場所を失うのが怖いから






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TITLE:虚実



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ヤクタタズ



ヒト型にスッポリと嵌って
何の違和感もなくそうあることを受け容れる事が
人間として生きることなのだとわかっている
それができない理由を自分の中に探し続ける

この皮膚が ニオイが 感触が
日を追う毎に受け容れられなくなって
人間の生活臭も人工的な香水臭も吐きそうになる

人間の本能や欲を知れば知るほど
本性を目にすればするほど
人間の臭いが鼻に付く

生きる意義など人間が勝手に美化した
自意識過剰なエゴイズム
誰かが抜け目なく緻密に正当化する

何も出来ないくせに理想ばかり並べる自分
ただの人間のくせに何を偉ぶってる
ただの人間のくせに…

ただの人間だと思えたら
単純に生きているだけで意義が見える

そんな簡単なことすら出来ない自分
なんて
なんてくだらないんだ

余計なことには長けているのに
本当に肝心なことは何も出来ない




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TITLE:映し出される虚勢






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あなたは私を愛しているの?



あなたは私を愛しているの?
あなたは私の何を愛しているの?

男の愛を確かめたいのなら
試しに1ヶ月間男の求めを拒み続けてごらん
もうひとりの私が冷ややかに笑う

きっと男は途端に
苛立ちを顕にし始めるだろう
「俺を愛しているなら」とか
「俺を愛していないんだ」とか当り散らして

所詮人間性なんて見てはいない
マイノリティーなんて二の次三の次
男の求めに応じて言いなりになって
欲求を満たしてくれるなら誰でもいい

奇麗でやさしいあの娘を目の前にチラつかせてみる
明朗快活で過剰なほどスキンシップの好きなあの娘を
有無を言わさず触れ合う近さに接近させてみる

見た目がそこそこ良くて性格も我慢の限度内で
性欲を満たしてくれるなら男は女なんて誰でもいい
男によっては見た目も性格も必要ない

偽善と依存を都合のいい身勝手な弁解で塗り固めて
上手い話術で口説き、巧みな口車で言い包め
溜まった身体の欲を吐き出させてくれるなら
男は女なんて誰でもいい

男の好みの女を10人ずらりと目の前に並べてみたら
そして女たちが体よく男の欲求を満たしてくれるなら
身体を満たしてくれない女なんて要らない
心の繋がりなんて溜息ほどの重さもない

そんな夢のような話は現実にはあり得ないから
男は目の前の女で手を打っただけ
「愛しているのはお前だけ」
取り敢えず今は…でしょ?

法に触れることもなく咎められる事もなく
罪悪感を問われなければ…
やらしてくれない女なんて好きでいられるわけがない
セックスの出来ない女なんて要らない

美味しいものを食べるのと一緒だという男がいる
高級料理ばかり食べているとお茶漬けが食べたくなり
和食ばかり食べていると中華も洋食も食べたくなると
そんな風に言う男がいる
本音はきっと本能のままに男は女を渡り歩きたい

男はそんな願望を上手い口車でカムフラージュして
女はそれにいいように踊らされて…
踊らされていることに気付かずに女は男の言いなりになる

身体の関係でしか愛されていると確認できない女もいる
結局どっちもどっち似たもの同士
それで分かり合えるならお似合いのふたり?

男の求めを頑なに拒み続けるなんてそもそも無理で…


あなたは本当に私を愛しているの?
あなたは私の何を愛しているの?
私の人間性は必要ないの?





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TITLE:愛の姿



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紫暮



時計の日暮れ側に立って
ここから動き出す時間
何も考えない今日
つまらない時間が始まる

意志のない言葉を
一つ残らず搾り出して
ただ人に振り回される
つまらない私が始まる

締め付けられた喉
挙句は心の言葉を失って
大嫌いな私が
苦しそうに笑う…

何も言わなくてもいいって
誰か私に言って

昨日の上に今日を塗り重ねる
今日の上に明日を
明日の上に明後日を
明後日の上に明々後日を…

そして何もなかったように
紫色に暮れる闇の色に
紛れるだけ…





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TITLE:紫暮




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私はどこ?




私はどこ?

遠くても見えない…


私はどこ?

近すぎても
見えないのかもしれない…


自分はどこにいるのかな…

私はいつも
迷子の私をさがしている






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TITLE:Watashi ha doko?




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待つだけ・・・



私からささくれた心が秘密基地へ駆け込む
表(現実)の世界にばかり長くいると
生きる意欲を放棄する理由を探し出しそうで
目まぐるしい命の消滅と誕生と存在が重すぎて

細い抜け道の外の世界に
私を繋ぎ止めるものがあることを分かっているけれど
堪らなく不安で…
受け容れられそうにない

一生このままの方が楽かななんて
だんだんと沈みつつあることに慣れそうで
一生懸命の意味が分からなくなるくらい
時々何もかも億劫…
そう呼吸するのも…

融通の利かないつまらない頭を
その辺の誰かと挿げ替えてくれるならって
何の解決にもならない役立たずな脳ミソ
本気で望んでみては
腐った名案を喜んでいる

私が私を独りにすることに
それほど罪悪感がない限り
怠惰に流されつつある脳で待つしかない

少なく見積もってもあと30年
だらだらと映される幻灯機の映像
切れそうで切れない
残りはそんな人生…

つまらない優越感に最後の最後まで
往生際悪くしがみ付いて生きている
沈みそうで沈まない
残りはそんな人生…

とっくに見破っているのは自覚しても
やっぱりたった一つ納得のいく何かを
確かに掴みたいに違いないのに
淡々と流れる時間の中で漠然と待つだけ…


待つだけ…

もう自力では進めそうにないんだ




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TITLE:足元のパズル




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人生の価値



病気になってまで仕事をするって偉いことなの?
健康を害してまでしごとをすることって偉いことなの?
精神(こころ)を追い詰められてまで
仕事をすることって偉いことなの?
仕事ってそんな風になる為にするものなの?

そんな人生が嬉しいの?
そんな人生が楽しいの?
そんな人生が自慢なの?

あなたがそんな人生を望んで
そんな人生を送って
そんな人生の末に死んでいくことで満足なら
勝手にそうすればいいでしょう
利己に塗れたプライドで自分の生き方を賞賛すればいい

私はそんな人生なんか絶対にイヤ
生きることに追われる人生なんて絶対にイヤ
あなたにとって仕事に追われることが
価値のある生き方だとしても
私にとっても同じだとは限らないでしょう?

そんな物差しで私の人生を測らないで下さい
あなたの固定観念に満ちた脳で決めた人生が
如何にも正しい生き方であるかのように
私に押し付けないで下さい
あなたにとって正しい生き方でも
私にとって正しい生き方とは限らないでしょう?

望む生き方が人其々違うこと
生甲斐が人其々違うこと
あなたには一生掛かっても分からないでしょう

あなたに分かれとは言わない
だから分からないことにまで
自分の価値観を当て嵌めないで下さい

あなたが死ぬ時
あなたが最後に言わないことを願いましょう
あなたが最後までいっそ気付かないことを願いましょう

私の人生ってなんだったんだろう……と

少なくとも私は私の人生をきちんと見ています
私の人生は何だったんだろうなんて
絶対に思いたくないから






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TITLE:その行き先




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根本3…出来るなら


忠告いたします。
生きることに一生懸命な人は、
ここから先は鬱々とした内容で腹が立つか、不快感を抱くと思われます。
苦手な方は読まないで下さい。



自分が嫌い
嫌いで嫌いで堪らない
嫌いの理由は自分の欲しいものが一つも備わっていないから

欲しいものは自分で努力して手に入れるものだなんて
ポジティブを翳して素晴らしいエールを送るかの如く無粋なことを言う人が必ずいる
手に入れられる人は手に入れられるに値するだけの条件を
潜在的或いは運命上に持っていると思う

私は自転車(それも世で俗にいうママチャリ)のくせに
自動車(F1とか)レースに出たくて堪らない身の程知らず
自分が自転車のくせにレーシングカーだと思って
レースに出場する事を夢見ている
ただの勘違いな身の程知らず
そういうことだと思う
1から10まで無い物強請り…

昔は女であることがイヤでイヤで堪らなかった
女であるが故に制限された願望が沢山あったから
女であることが私の人生のそもそもの間違いなんだと思った
女に生まれてよかったなんて一度も思ったことがなかった(今も)

ところが問題はもっともっとそれより大きな枠組みでもっと前の段階の問題で
私は女であることがイヤである以前に人間であることがイヤなんだと分かった
何故人間であることがイヤなのか一言で書き表せないのは
書き出したらきっと収拾がつかなくなるくらい
自分が思う以上に沢山原因が出現してきそうだから


自分の器とは違うものを望み続けている
馬鹿な例えだけれど同じ電化製品でも冷蔵庫はテレビになれない
自分の役目が分かっていないし
自分の役目を受け容れるという肝心な機能がないとしか思えない
何故っていつまでたってもこんなに悩むばかりで
未だに理解し納得することができないんだもの
往生際が悪いよね

それならいっそのこと
普通に人間として女性として人生を幸せだと思える感覚を持っていたかった
そんな普通に生まれたかった
性と体がちぐはぐな人が存在するように
ある人生のスタートに置かれた人間と言う命の
外側と中身(意識)が取り違えられているようで
私は脳と体がちぐはぐみたい


そんなことを考えないように脳の神経回路取り替えないと
自分を好きになるなんてことは出来そうにない気がする

人を心から好きになるためには
人を信用(信頼)することが出来なければいけなくて
そのためには人間に生まれたことを喜ばなければいけなくて
それって
「おぎゃあ」と生まれる所から始めないといけないってことじゃないか
無理でしょ、今更…

本当にいつまで経っても座標不明だ
根本から間違っていたんだと思うと妙に納得する
これから人生いくらでもやり直しが出来ると言われるより
やる気さえあれば何だって出来るし夢は叶うと言われるより
(だってそれらはいつだって、当事者とは関係のない他人が言うこと)

生まれたところからやり直すしかないと言われた方がほっとする
ずっと説得力がある

出来るなら
もう一度、というよりまだ「人間」というものをしなければいけないなら
「おぎゃあ」と生まれるところからやり直したい

そしたら人並みに
愛情の価値や存在を受け容れることが出来る人生が送れるのかな
それが正しい人間らしい生き方らしいし…
と言っても愛情の重要性を必要としていない自分の頭じゃ
あまりステキなこととは思えない

今の私にその価値は分からない





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TITLE:遙かな希望





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根本2…期待

忠告いたします。
生きることに一生懸命な人は、
ここから先は鬱々とした内容で腹が立つか、不快感を抱くと思われます。
苦手な方は読まないで下さい。




一つ最近はっきり見えてきたことがある

私の心のずっとずっと奥には
現実で生活する目に見えている私も、目に見えない心の歪んだ私も、
両方の私の全てを受け止めてくれる人がこの世に存在してくれたらいいのにと望んでいて
現実の生活でも生きる目的は基本的にそこで
いつかは分かり合える人(性別は問題じゃない)に会えるんじゃないかと
ささやかな期待をしている

最近はこうしてネットの波を泳ぎながら、
こちら(ネット世界)でも心のどこかで些細な期待をしている

部分的な共通点で呼び合ったんだなと感じる人は
表世界でも此処でも何人かと出会ってはいるけれど
所詮部分的なことなのでそうでない部分には蓋をしたまま…
叶わないに変わりはない

大抵人は表か裏かどちらしか見てくれないし、
どちらかにしか呼びあわないし
どちらかしか受け容れられないんだと思う

どちらも受け容れられるほど器用にできていない
厳密に言うと私も含めて…(ないもの強請り)

何故人間がそんなに不器用に作られているのかわからないけれど
私の場合は有り難くないことに些か器用で裏も表も多少見えるようだ

人を全面的に信用していないのが原因で
敢えて見ないようにしているんだと思う。
なんだ根本は単なる人間不信じゃないかと
鼻でせせら笑う自分がぴたりと貼りついている

人や世の中や自分に期待するものが沢山ありすぎて
それに叶わないと失望し背徳の念に囚われ絶望感に襲われる
馬っ鹿じゃないの
自分勝手身勝手この上なしの酷い最低の性格だ

常に被害者意識がどこかにあってその原因を探している
自分を正当化するためにナスリツケル材料を探しているんだ
偉そうな事ばかり言っているけれど
人に何かを期待する資格のない最低の人間じゃないか

子供の頃
勿論それは特別な日のこと
「何でも買ってあげるよ、何が欲しい?」と訊ねられると
「何もいらない」と言う子だった
遠慮とかじゃなくて…
あの頃から私が欲しいのはお金で買えないものばかりだった
言っても叶わないと悟っていたから単に言わなかっただけ

そして今も欲しいものは
相変わらずお金で買えないものばかりみたいで





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TITLE:期待





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根本1…行き着く場所?

忠告いたします。
生きることに一生懸命な人は、
ここから先は鬱々とした内容で腹が立つか、不快感を抱くと思われます。
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顔など見えないし個人情報が曝される訳じゃないブログの世界
知らない赤の他人ばかりだというのに性別くらいしか明かせない自分
どれだけ自分に自信がないんだろうかと思う
秘密だらけ

中には年齢、生活地、職業、諸々、更に顔写真まで公開する人がいる
私にはその神経と心情をどんなに頭を捻っても理解できない
理解する機能…能力そのものが備わっていないのか
欲しいかと言われると、それもよく分からないけど…

現実にいる自分の存在を受け入れられないのは自分を認めていないから
自分が自分を認めてあげないで誰が認めると言うのか
そんなことは随分前に諭そうとしたし自分に言い聞かせた
自分もそれを素直に正しいことだと思ったしそうすることに努めた

だけどそんな表面的なことで片付けようとする自分が
無性にくだらなくて鬱陶しくて
そういうことをしている他人でさえも苛立つほど鬱陶しくて…
少しずつ救われていると思ったのは
物事をキレイに片付けたいと思う私の性分から生まれた願望で
本当は全然救われない

多分、これが躁の波と鬱の波の繰り返しで
心に何かしらの歪みを持つ人にはよくあることなんだろう
寄せては返し、寄せては返し…どこかに辿り着こうとしている
どこに辿り着こうとしているのか、そしてどこに辿り着くのか、
辿り着く場所があるのか…
そもそも、生きている間に辿り着けるんだろうかなんてふと思う

木曜日は気が重い
(毎日気が重いか…人がいる場所にいること自体が気が重い)
みんな消えればいいって思うけれど
そんなことを思っているお前が消えろって言われるんだろうな

生きる気力のない人に対して
「馬鹿なことを考えちゃいけない」と真剣に励ます表情の裏で
どれだけ沢山の人が聞こえない声で
「勝手にすればいい」と吐き捨てているんだろう
私も然りで十人中九人には同じことをおもっている
「あなたに与えられた人生でしょ、私の知ったことじゃない」
そのまま自分に返せばいいと別の私が言っている

自分が誰の意識の中にも残らなければ死ぬ時どんなに楽なんだろうと思う
「私が死んだらすぐに忘れて下さい。多分私もすぐに忘れるから。」
遺言状に書くことは山ほどありそうだ





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TITLE:行き着く場所



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残りの30%…



フワフワしたもの(私)を繋ぎとめる糸は
少なくとも以前より短くなったと思うんだ
時々はきちんと足が靴に納まってる

裸足で脱走と迷子を繰り返した心が行く処を
私は随分察知できて宥めることも覚えた

埃だらけで手探りでしか見つからないほどに
押し込められていた
歪んだ暗い時空のクレバスに嵌っていた
段ボール箱のような棲家
引っ張り出すなんて考えてもみなかったこと

箱から開放した70%は少しずつ外界に馴染む
頑固な残りの30%は一筋縄じゃ引き摺りだせない

開放に意味がないと唱え洗脳してる
確かな説得力に反発できない私がいるのは事実で…

意欲を持って前進することは
まだこれからの課題だと気付いた

課題なんだと言うことに気づいたばかりで
現状は一歩も進めてはいない

残りの開放の一歩に何のメリットも見出せない
見えることを信じて日々を生きる?
こんがらがっている部分が少し分かってきたかな

前進のための意欲
意欲のための理由
理由のための頭の整理
頭の整理のために過去を掘り起こす
過去を掘り起こすために…
箱の蓋を開ける…

手を入れることができない…
一番の問題は30%のその部分…




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TITLE:ふわふわしたもの




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あなたには私が見えますか?



私の中に閉じ込められた私がいて
私を探して欲しい私がいて
私を引きずり出して欲しい私がいて
出られない私がいて
出たくない私がいて
出てはいけない私がいて…

ねえ
あなたには私が見えますか?
本当の私が見えますか?

嘘だらけの
甘い囁きが欲しいわけじゃない

ただここにいる
本当の私を見て欲しいだけ…





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TITLE:あなたには私が見えますか?





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2012年、沢山の方に閲覧して頂きました。
皆様にとりまして2013年が素晴らしい年になりますよう、
心よりお祈り申し上げます。

どうぞ、2013年もよろしくお願い申しあげます。


 

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足掻き



足元が崩されていく
動けない私までも削り取って
高笑いしながら
慣れなれししく
踏み込んできて
私の居場所まで荒らしていく

あいつは図々しく無遠慮に
これ見よがしに親切をかざして
何もかもを踏み荒らしていく

なのに私というやつは
抵抗の術を何ひとつ持っていない
少なくとも今日まで
短いとは言えないほど生きているのに

私は今まで何を学んで
何の為に生きてきたというのか
私は今あるこの生活をするために
ずっと生きて来たというのか

乗り越えてきたものは
何だったというのか

人生の何の役にも立ちはしない
私が闘って来たものは
私の人生の
何の役にも立ちはしない

明日が来るのに
明日に進めない…
見えない何かに
雁字搦めにさtれて
明日に進めない…

この場所に無駄なのは私?




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TITLE:足掻き




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ついてない



チェーンの外れた自転車
憂鬱が積もっていく帰り道
バイト疲れの足が硬いブーツの中で
じんわりと案の定の靴擦れになってる

衝動買いした上げ底ブーツよりマシだけど
うつむくと下がりっぱなしのテンション
こんな時に限って誰もつかまらない
3秒で泣ける自信を苦笑いで振り払う

居心地いいとは言えないけど
少し散らかった部屋がやたら恋しくて
どれくらい掛かるかな…辿り着くまで
暗闇を一人…溜息と自転車を曳きずる

自転車で駆け下りる坂なら気持ちいいのに
テンションばかりがどんどん下り坂
i-podにたっぷり入ったお気に入りの曲も
バラードと悲しいメロディーばかりが耳に残る

ついてない…
自転車ってこんなに重かったっけ…
一歩ずつ前へ進むしかないよって
仕方ないから自分をなだめる

今日はついてない…
寂しいな…
空には月も見えないなんて





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TITLE:いつもと違ういつもと同じ路


追記
1時間以上掛かったけど大丈夫…
ちゃんと辿り着いたから





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一日の始まり



希薄な酸素の漂う道を
わざわざ選んでいるわけじゃない
人の頭がごろごろ浮き沈みする川を
泳ぎたいわけではない

しぶしぶ目覚めただるい身体を引き摺って
遠くに響く他人のような自分の靴音を聞いて
自律神経で操られているはずの呼吸を
「私は息をしているんだ」って確認する

夜明けの雲間に僅かに滲む朱色に
今日も薄っぺらい気力を手繰り寄せる

あと何日?あと何日?あと何日?あと何日?
数えるのには未だ飽きてはいないから
夜明けを待つことはまだ出来る
明日も明後日も明々後日も…

しゃがんだり立ち上がったり…
振り返ったり遠くばかり見たり…
立ち上がっても前に進めるとは限らなくて…

ただ私の時間が
私の存在している今にリードをつけて
くたびれた私の首根っこをずるずる引っ張って
体幅の残痕を少し名残り惜しむ私を確認して
私を受け入れるのは私しかいないと納得する

まどろっこしく長い道程から
今日も一日が始まる




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TITLE:曇った鏡に映る…



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逆光



向かい合ってる私の
搾り出した勇気を包み
纏わり付く不安を
それ以上に強い光で払い散らす

眩い閃光は
決して対象を否定するものではなくて
羽の無い私を
濁泥の中から力強く掬い上げてくれる

シルエットばかりの
一見退屈な透過絵から染み出す
無数の不可視的な粒子は
心の表層を撫でるように刺激する

無音で暖かなシグナル
私の
曖昧でありながらも私たる心に
心地良く絡まる

逆光が好きだ





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TITLE:逆光




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無自覚な依存



否定から始まる朝
不満から始まる朝
自己を啓発することの無い
被害妄想から始まる朝

ちっぽけな拘りという
くだらない鎧を身に着けて
消極的思想で飾り立てる

言い訳じみた自己防衛で
足は一歩も前へ進まない
排他な言葉は鬱々と拡散される

気付いていないんだね
それはただの依存

眼前に生まれ出ずる障害を
何ひとつ乗り越えていないくせに
正当化だけは一人前なんだ

いつだって何だって
誰かに委ねてばかりで
肝心な決断は人任せ
不本意を他人のせいにして
自分の無力を誤魔化して
正当化しようとするんだ
 
君はずるい
今度も誰かが決めてくれるのを
無自覚の責任転嫁と引き換えに待ってる?

本当は何一つ決断できない臆病者
全身虚勢塗れの小心者

否定から始まる朝…
不満から始まる朝…
被害妄想から始まる朝…

私が呼吸を思い出すための大切な朝
君の未熟な依存に汚されてしまった朝

いい加減に気付いてよ




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TITLE:嘘の光



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非公開項目



誰にも言えない事…
未だに文字にすらできないこ事

言わなくて済むなら…
書かなくて済むなら…
そんなことをいつまでも往生際悪く
見えない未来に乞う

分かっているけれど
いつかはよくなるというメリットも見当たらない

でも後退ではない
現状のまま…

それは後退ではない
焦らずにゆっくりでいい




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TITLE:晴れ間




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雨上がりの三日月の夜に…



夕刻に降り始めた雪
闇から地面を開放したのは束の間
夜の真ん中で次の日付に囁き
冷たい雨に変わっていた

きみが夜空の鏡の曇りを
拭き取ったのかい?
ぽっかりと現れた三日月

きみの進む影を
その細い爪先で指し示し
リンクさせたのは偶然じゃないよね

遇えてよかった
きみを見つけてよかった
ここがふたりの歩き始めるための場所




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TITLE:雨上がりの三日月の夜に…



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忘却から贈るエール



物事を途中で投げ出せば
その人間のレッテルになる
喰らい付いてでもやり遂げれば
それはラベルになる

あなたが心優しく繊細であればあるほど
あなたにとって世の中は背信的で冷たいものになる

あなたが思うほど世の中はレッテルに甘くはない

如何なる理由があろうともレッテルの理由は
世の中にとって言い訳にしかならない

純粋な目で足下しか照らすことの出来ない
まだ若いあなたに告ぐ

今一刻一秒を争う危機でないなら
まだ少し時間の猶予があるなら
這ってでも喰らいついてでもやり遂げよ

一度貼られたレッテルは一生足枷になりかねないが
挫折の誘惑を振り払って手にしたラベルは自信になる

あなたの目指す夢が本物ならば
小さな寄り道をいくつしようとも
決して消えることはないだろう

あなたの目指す夢が本物ならば
いつか必ず目指す道は開けそれは叶うだろう

今は未来が見えなくとも
きっと未来には自信に支えられたあなたがいるから

そしていつか必ずあなたの目指す道は開け
夢は叶うから



From 忘却の世界で限られた未来を見ていた私。
あの頃の私は何を目指していたのだろう






_DSCN9171_convert_200901221557468.jpgTITLE:遥かなエール





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コントロール



人の世の中は
生死を自分で選ぶことを許してくれない

どこまでもお節介で
望んでいないことを押し付けたたがる

それが正しい事であるかのように
他者の命をコントロールする

生きている者たちは
亡骸(shikabane)の灰さえも支配しないと
気が済まないのです





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TITLE:灰




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Mustとトウモロコシ

must《義務・必要・強制》…ねばならない,すべきである,する必要がある

ここは現実世界で関わっている人間関係には明かせない心の内から生まれた、『雫』と言うもうひとりの住処です。現実世界の人達には、ここを知られると関係が壊れかねないことと、大切な人達にまで悪影響を及ぼしかねないので、雫はこの場所をカミングアウトすることはできません。

ある時、特に深く考えずブログを始めました。更新しながら時々直面する非公開を強いられる感情、文字を綴ることで呼び起こされてしまった心の葛藤を何とかするために、考え巡らした結果、行き詰った心は『雫』として生まれ、ここに逃げ込む場所を作りました。膨れ上がる、やり場のない闇を抱え、正気を保つにはこうするしかなかったのでした。

切迫した心は何かに脅迫されるかのように罪悪感に駆られ、不必要な負荷を自分に掛けてしまうようです。実際、今でこそこの場所ではかなりスローな更新ですが、この場所を作るまでは表と裏の狭間で毎日のように文字が綴られていました。雫は毎日更新しなければいけないという負荷をいつの間にか掛けていたのでした。

例えば、休みにも関わらず、用事があるなしに関わらず、朝起きると、というか既に目が覚めた時点で、起きなければいけないと言う義務感に駆られる、そんな状況です。○時迄には洗濯して掃除して…、心のどこかでは「何時だっていいじゃない」「今日サボったっていいじゃない」と思ってるのに、「生活のリズムを崩してはいけない…」と別の自分が自分の心を縛っている。寝坊したからといって誰かが責める訳でもないのに…です。

命に関わるとか、今しかないとか本当に選択の余地がない事柄ならともかく、傍から見たらどうでもいいことでも、「私は…しなければいけない」と言う『must』の思念を生み、無自覚の内に己を縛り付けてしまうのです。勝手に罪悪感に駆られているのです。馬鹿みたいです。でもやってしまう、やらずにいられないのです。

ブログも、今は、昔に比べたら物事に対して随分緩く対応できるようになりましたが、かつては違いました。ブログを始めて良いことが沢山できて、今更ながら感謝と言う気持ちを知って、良い事ずくめだと思っていました。しかしながら、ふと気がついたら妙な義務を自分に科していました。写真を撮らなければ…、絵を描かなければ…、更新しなければ…。

表ブログなら、何事においても『継続は力なり』と言う言葉も当て嵌まりますが、こんな裏ブログに関しては、毎日の更新に何の意味がありましょう。なのに縛られ、あることに直面し、どんどん引き返せない別の方向に嵌りました。そして越えなくてもよい山道を選択せざるを得なくなり、わざわざ入り込む。裏ブログにまさかこんな落とし穴があろうとは。

気付かなければ気付かないで、そのまま人生を送る方が、もしかしたら世間一般の考えから察するに幸せだったかもしれないと雫は思いました。そう思う傍ら、知ってしまった自分は知らなかった自分を幸せだと思えないのでした。身体に組み込まれてしまった、ずれた価値観によるものなのでしょうか。どちらにせよ雫は後戻りはできないと覚悟を決めました。


価値観と言えば、長い余談ですが…ふと、雫のとうもろこしの食べ方の話を。

雫は普段、茹でたトウモロコシを食べる時、粒の列を崩さないように綺麗に繋げたまま、一列ずつ剥がして食べていました。雫の家族も大抵そうでした。ぐしゃぐしゃに食べるのを雫の両親はとても嫌い、雫もいつの間にか、かぶりつく食べ方は行儀が悪いと思うようになって、その食べ方を軽蔑するようになりました。

雫は自分の食べ方は一般的で、そんなに珍しい事ではないと思っていたけれど、それはどうも違っていたようです。世の中の人は大抵ぐしゃぐしゃにかじりつくらしいのでした。

それを知ってから、雫はいつもの食べ方は人前ではやらないことにしました。直接かじりつくようになったけれど、芯に実が残らないように食べてしまいます。「美味しかったね」と、取り敢えず顔では笑うけれど、他人のぐしゃぐしゃの食べ方もその食べガラもいつ見ても気持ち悪く感じました。

雫は粒をいくつ繋げられるか、上手にほぐしながら食べるのが楽しくて、ちょっと得意だったりもしました。けれど、世間には、それを見て「とうもろこしが不味そう」と思う人が多くいたようです。それを指摘された時、自分の価値観の基準は人とずれていると感じました。人の価値観の基準は明らかに「やっぱりがぶっとかじりつくのが美味しいよね~」だったのでした。

つまらない事ですが、小さな幸せが否定された気がして、ショックを受けました。そんなことなら習慣化する前に知りたかったと雫は思いました。それは育った家庭環境という小さな世界で、楽しいものとしてインプットされてしまった、間違ったプログラムなのです。決して個性などと言う高尚なものではない。

そんな取るに足らないつまらないミスプログラムが積み重なって、やがて人格そのものを世の中に不適合なものへと変えていきます。つまりそれが『月夜の秘密基地』に隠れ住む雫なのです。

でも、繋げて外したとうもろこしの粒を、棒グラフみたいに並べると楽しいと感じたのは事実です。その部分だけは想い出を切り取って、雫は心の中に大切に仕舞い込みました。それは『生』にしがみ付くために雫が咄嗟に拾い上げた、生きていた証だったのでしょう。しかし雫はそのことと一緒に家族の愛情を拾うことはなかったようです。






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TITLE:トウモロコシタワー




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ただ漂い流される…



世の中には過酷な人生を送っている人はごまんといる
難しい境遇で辛い過去に翻弄されながらも
笑顔を絶やさず逞しく日々を生きている人はごまんといる
私の過去などただの自分よがりでくだらない責任転嫁に過ぎない

何を今までこんなちっぽけなことに拘っていたのか
そしていつまで拘っているつもりなのか
日が経つ毎に思い知る

だからと言って
最早そんなことに囚われていないで今からやり直そうとか
前向きに自分の思うままに生きようとか
情けないとしか言いようがないが簡単には切り替えられない

前を向いて歩む未知の世界に光は見える?
自分の歩むこの先に
空しいことに何も見えない
私は多分人より何倍も想像力が豊かなのに
自分の未来に明るいビジョンを思い描くことができない

生きたくても生きられない運命を背負いながらも
健気に逞しく生きてる人達がいる
それと比べたらこの苦痛など足元にも及ばない
蚊に刺されたほどの痛みしかないかもしれない
丸めてゴミ箱に捨ててしまったってちっとも惜しくないような私の人生
何の魅力も役目もない人形が川の流れにただ流されて行くような…

流れ出したらきっと行き着くところまで行くしかない
でもどこに行き着くというのだろう






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TITLE:流れる



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egoist


私が老いて
あなたを忘れてしまったら
どうぞ躊躇なく
私を忘れて下さい

あなたの優しさを
噛み締めて泣くより
惨めな自分を晒して
無力を突きつけられる方が
死ぬより苦痛で
辛いのです

生まれる時に
選択肢が与えられないなら
せめて死ぬ時は
私の好きにさせて下さい






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TITLE:egoist





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ベンチ



何気なく座ったベンチは
まだ新しかった

小さなキミが一人座るには
あまりに大きくて…

影と孤独と静寂が座っても
まだ空いていたよ


いつだったかな
キミに声をかけたのは

声にならない声で呪文を唱えて
声にならない声は
タスケテと叫んでいたんだ


いつの間にか
無痛のケロイドになってたキミ


ベンチに座っているのは誰?
キミを取り込んだワタシ?
ワタシを取り込んだキミ?

ワタシに取り込まれたキミの残像?
それともワタシひとり?





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TITLE:朽ちた秋の色





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